存在感のある音を出すための条件

こんにちは、
コントラバス奏者の甲斐澤 俊昭です。

最近、当サイト訪問者の方から、
以下の質問をいただきました。

「現在高1のコンバス奏者です。
 よく音が聞こえないとか、
 はっきりしていないとか、
 全然支えていないとか言われますが、
 どうやったら音を響かせる事が出来ますか??」

とてもいい質問だと思います。

支えることができる、よく響く音を出すことは、
合奏時のコントラバス奏者にとって
最も大事なことだと思うからです。

高1ということですから、
おそらく吹奏楽で弾かれているのだと思われます。
または管弦楽ですか。

どちらにしても、
管楽器や他の楽器と同時に演奏する場合は
コントラバスはよく響かせていないと、
存在感を示せません。

では、よく響いている音とは
どんなものでしょうか?

他に鳴っている楽器がなく、コントラバスだけが
鳴っている時に大きな音に聞こえてても、
合奏になると全然聞こえない音もあります。

ここで「よく響く音」を言葉で説明するのは
とても難しいので、
結果的に存在感のある音を出すための条件を
いくつか書いてみます。

まずは右手のボウイングの状態です。
(ここではジャーマンスタイルのボウイングとして
 説明します。)

肘は曲がっていませんか?

肘を伸ばし、右腕を肩から手首まで
一本つながりにすることはとても大事です。

右手の腕自体の筋力を使って
弓に加わる圧力を生み出すと、
どうしても腕に力が入ってしまい
「潰れた音」を出す原因になってしまいます。

腕自体はリラックスしていなければなりません。

そして、弓を持つ右手の状態。

これも文章にするのは難しいのですが、
あえて書くと、弓と指先の接点は
できるだけ接点の面積が小さい事が大事です。

弓を「持つ」というよりも弓と指が限りなく
接点が曖昧な感じで「接続」してるって感じです。

ここでもリラックス、脱力です。

あと、弓に加わる圧力を
身体のどの部分の筋力等を使って作るか、ですね。

ここでは、「できるだけ大きな筋肉を使う」
とだけ書いておきます。

そして、
よく響く存在感のある音とはどういう音かを
実際に「生」で体験し、
音のイメージをしっかり持つことが最も大事です。

それから楽器の状態も無視できません。

弦高等が適切である必要がありますが、これは
楽器屋さんにお願いしなければなりませんね。

以上、思いつくこと要点のみを書いてみました。

参考になりましたら幸いです。

P.S.

本当はレッスンをお申し込みいただいて、
実際にお会いして楽器を弾きながら説明をするのが
一番望ましいです。

もし可能でお望みでしたら。


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