こちらのページでは、
2025年11月2日(日)に横浜で開催された
かいざわBassFamily コントラバス演奏会の
様子をご紹介しています。
【演奏曲目】
- チャイコフスキー作曲 「四季」より「10月~秋の歌」「12月~クリスマス週間」(演奏:竹内 由起子)
- マリー作曲 「金婚式」
- ヴィヴァルディ作曲 チェロソナタ第3番(演奏:竹村 雅彦)
- クーセヴィツキ―作曲 アンダンテ
- ティボール作曲 序奏、主題と変奏(演奏:T.K)
- バッハ作曲 「無伴奏チェロ組曲第6番」より「サラバンド」「ガボット」「ジーク」(演奏:加地 俊幸)
- ボッテジーニ作曲 エレジー第1番 ニ長調(演奏:加地 俊幸)
- ミシェック コントラバスソナタ第1番 第3楽章(演奏:中田 依子)
- ブロッホ作曲 「ユダヤ人の生活」より 第一曲 祈り
- ジャン・フランセ作曲 コントラバス協奏曲
- ドヴォルザーク作曲 歌劇「ルサルカ」より月に寄せる歌
- 【アンコール】映画「ディアハンター」より カヴァティナ
講師演奏:甲斐澤 俊昭
以下、動画の公開を許可いただいた方のみ
掲載しています。
次回の演奏会の出演者も広く募集中です。
詳細はこちらをご覧ください。
チャイコフスキー作曲 「四季」より「10月~秋の歌」「12月~クリスマス週間」(演奏:竹内 由起子)
本人コメント(当日ナレーション)
「四季」は音楽雑誌の企画により、チャイコフスキーが毎月1曲ずつ作曲したピアノ曲です。チャイコフスキーの書下ろしの楽譜が12か月連載されるとは、なんと贅沢な企画でしょう。今日はその中から10月と12月を演奏します。日本より北にあるロシアのことですから、10月といっても秋真っただ中というより冬の訪れを感じさせる物悲しい印象です。12月はもう相当寒いのでしょうが、家の中は暖かく、クリスマスを待ち受ける楽しい雰囲気を感じます。「10月」を弾いてみたいと甲斐澤先生に相談した時、「暗すぎるから何か明るい曲をもう1曲合わせた方がいいね」とアドヴァイスを頂き、この2曲を組み合わせました。今日は10月でも12月でもありませんが、気に入って頂けたら嬉しいです。
ヴィヴァルディ作曲 チェロソナタ第3番(演奏:竹村 雅彦)
本人コメント(当日ナレーション)
今回は、ヴィヴァルディのチェロソナタ第3番に挑戦します。 今年の春のこと、発表会の曲がなかなか決まらず、先生に幾つか候補を挙げていただき、スッと心に響いてきたのがこの曲で、迷わずこれに決めました。 発表会に参加させていただくようになってから、初めて全楽章を通しての挑戦となりますが、少しでもバロック時代の雰囲気を味わっていただくことが出来ましたら、幸いです。
ティボール作曲 序奏、主題と変奏(演奏:T.K)
本人コメント(当日ナレーション)
作曲者のことを調べてみたのですが、よくわかりませんでした。名前からハンガリーの方と思われますが、ネットで検索しても、この曲以外は出てきません。でも、曲は、民謡調で、どこか懐かしさの感じられる親しみやすい曲です。
曲は堂々とした序奏から始まり、2曲目が主題を歌い、3曲目から変奏となり、最後の10曲目まで様々な形に展開していきます。
ゆったりとしたメロディーを歌う変奏やリズミカルな変奏など個性的な性格をそれぞれ持っていて、とても楽しい曲でコントラバスの音にもぴったりな曲なので、その良さが伝わるように演奏したいと思います。
バッハ 「無伴奏チェロ組曲第6番」より「サラバンド」「ガボット」「ジーク」(演奏:加地 俊幸)
本人コメント(当日ナレーション)
バッハの無伴奏チェロ組曲といえば、ヨーヨーマさんの演奏による第1番のプレリュードが有名ですが、今日演奏する第6番は、その中でも最も難しく、構造も豊かな作品です。 精緻な重音の響きと、生命力あふれる舞曲のリズムが交錯するこの作品は、まるで「祈り」と「踊り」が一つに溶け合っているような作品です。 今回の3曲には2本以上の弦を同時に演奏する「重音」が数多く登場します。 コントラバスでこれほど多くの重音を弾くことは通常滅多にないことですが、チェロよりもさらに深みのある低音と響きで、新たな味わいを生み出せればと思います。
ボッテジーニ作曲 エレジー第1番 ニ長調(演奏:加地 俊幸)
本人コメント(当日ナレーション)
毎年、ピアノの先生との演奏を楽しみにしていますので、無伴奏だけでなくもう1曲弾かせていただきたいとお願いし、この曲を弾くことになりました。 作曲者のボッテジーニは「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれた名手で、自らの超絶技巧を披露するための難しい曲を、数多く作曲しました。 でも、とにかく難しい曲だけというわけではなくて、美しい旋律を持つ曲も数多くあります。 今日演奏する「エレジー 第1番」は、まさにその代表で、ボッテジーニの「歌うような音楽」を感じられる作品です。 コントラバスならではの響きで、その叙情的な美しさを表現できればと思います。 なお、弓の持ち方について、日本では一般的に弓を下から持つことが多いのですが、ボッテジーニ自身は上から持つスタイルで演奏し、当時その演奏法の魅力を広めました。 本日は、その弓を上から持つスタイルで演奏します。
ミシェック作曲 コントラバスソナタ第1番 第3楽章(演奏:中田 依子)
本人コメント(当日ナレーション)
本日は、ミシェクのコントラバスソナタ第1番の3楽章を演奏します。
昨年はこのソナタの第1・第2楽章を演奏しました。今年はその続きの第3楽章に取り組み、全楽章を通して1曲を完成させることに挑戦しました。
ソナタを通して仕上げるのは初めてで、技術的に難しい部分も多く、練習の中で不安になることもありました。先生にご指導をいただきながら、手ごたえを感じたり、限界を感じたりの繰り返しでしたが、本日この曲を演奏できることを、とても嬉しく思っています。
昨年は、オーケストラチューニングで演奏しましたので、今回も、同じオーケストラチューニングで演奏します。
講師演奏:甲斐澤 俊昭
ジャン・フランセ作曲 コントラバス協奏曲
ドヴォルザーク作曲 歌劇「ルサルカ」より月に寄せる歌
【アンコール】映画「ディアハンター」より カヴァティナ
本人コメント
最初に演奏するのは、ブロッホ作曲 「ユダヤ人の生活」より 第一曲 祈りです。
この曲は、現代のソロ・コントラバス奏者の草分けともいえる ゲーリー・カー さんの大切なレパートリーのひとつでした。
残念ながら、カーさんは今年の夏に83歳で亡くなりましたが、あの「徹子の部屋」でこの曲を演奏し、黒柳徹子さんが思わず涙を流したという、伝説の演奏が残っています。
今でもYouTubeで見ることができるので、もしよかったらぜひご覧になってみてください。
続いて演奏するのは、ジャン・フランセ作曲《コントラバス協奏曲》です。
この曲ができたのは1974年。
ちょうど私がコントラバスを始めたころで、NHK-FMでこの曲のライブ演奏を聴いたことを今でも覚えています。
「なんてコントラバスらしい、深くて低い音の曲なんだろう」と思っていたのですが、実は第3楽章になると、突然すごく高い音域だけで演奏されるのです。
この部分があまりに難しいせいか、なかなか演奏される機会が少ない曲なんじゃないかな、と思っています。
最後に演奏するのは、ドヴォルザーク作曲 歌劇「ルサルカ」より《月に寄せる歌》です。
この曲は、私が東京フィルハーモニー交響楽団に在団していた頃、オペラアリアのコンサートでよく伴奏していた思い出の曲です。
心にしみるような美しいメロディで、今でも大好きな一曲です。
次回の独奏演奏会の出演者も広く募集中です。
詳しくは以下のページをご覧ください。